ケミカルピーリングとは?
シミが気になってケミカルピーリングを調べていると、「本当にシミに効くの?」「かえって濃くならない?」と迷うのではないでしょうか。
結論から言うと、ケミカルピーリングは“シミの種類によって効きやすさが変わる”治療です。紫外線でできた薄いシミやくすみ、ニキビ跡のような炎症後の色素沈着には向いています。一方で、肝斑やそばかす、皮膚の深い層にあるシミは、ピーリングだけでは難しいこともあります。
この記事では、どのシミに効いてどのシミが苦手なのか、「濃くなる」と言われる理由、レーザーや内服との使い分けまで、順番に解説します。
ケミカルピーリングとは
ケミカルピーリングは、グリコール酸や乳酸、サリチル酸などの薬剤を肌に塗り、古い角質を取り除く治療です。角質がはがれると肌のターンオーバー(生まれ変わり)が進み、表面のくすみや毛穴汚れが薄くなって、肌のトーンが明るくなります。さらにターンオーバーが促されることで、メラニンの排出が助けられ、シミや色素沈着、ニキビ跡の改善も期待できます。
シミの視点で言えば、「表面にたまった古い色素を、少しずつ押し出して薄くしていく治療」とイメージすると分かりやすいです。
ケミカルピーリングをやってみたいなと考えたときに真っ先に知りたいことは「自分のこのシミに効くのか」ではないでしょうか。シミの種類ごとの目安となる効きやすさをまとめました。
自分のシミがどれかを見分けるのは難しいことも多いので、まずは診察で見極めることが大切です。
ケミカルピーリングの効果
- 顔全体のくすみ・色ムラを明るくしたい方
- 薄いシミやニキビ跡の色素沈着が気になる方
- 毛穴の詰まりや開きが気になる方
- 繰り返すニキビを予防したい方
濃く目立つシミが主なお悩みの場合は、レーザー治療のほうが近道です
くすみ・色ムラ
古い角質と余分な色素が押し出され、肌のトーンが明るくなります。顔全体がワントーン明るく見えるのが、まず実感しやすい変化です。
シミ・色素沈着
ターンオーバーが促され、メラニンの排出が進むことで、薄いシミや炎症後の色素沈着が目立ちにくくなります。濃いシミは時間がかかるため、レーザーとの併用が向いています。
毛穴・ニキビ
皮脂の詰まりや角栓がゆるみ、毛穴が目立ちにくくなります。アクネ菌のエサになる余分な皮脂が減るため、ニキビの予防にもつながります。背中など広い範囲にも使えます。
自分のシミに効くのか
ケミカルピーリングをやってみたいなと考えたときに真っ先に知りたいことは「自分のこのシミに効くのか」ではないでしょうか。シミの種類ごとの目安となる効きやすさをまとめました。
自分のシミがどれかを見分けるのは難しいことも多いので、まずは診察で見極めることが大切です。
ケミカルピーリングでシミが「濃くなる・消える」って本当?
ケミカルピーリングのあとにシミが濃くなったと感じた場合、それは「うまくいっているサイン」ではなく、「お肌が過剰な刺激を受けているサイン」のケースもあります。
本来、ケミカルピーリングは古い角質を優しく取り除いてお肌のターンオーバーを促し、蓄積されたメラニンの排出を穏やかにサポートすることでシミを薄く(消えやすく)していく治療です。
レーザー治療のように、一時的にシミが濃く浮き上がってかさぶたになり、剥がれ落ちるような反応は起こりません。
そのため、もし施術後に「シミが濃くなった」と感じた場合は、早くきれいになりたいあまり自己判断で頻度を上げすぎたり、施術後の紫外線対策が不十分だったりして、お肌が炎症を起こしている可能性があります。これを放置すると、かえって色素沈着を強めてしまいます。
だからこそ、医師の診察のもとでお肌に合った回数と間隔を見極め、ご自宅ではたっぷりの保湿と優しい紫外線対策を続けることが、透明感のあるお肌へ近づく一番の近道です。
ケミカルピーリングはこんな方におすすめ
次のようなお悩みがある方に向いています。濃く目立つシミが主なお悩みの場合は、レーザー治療のほうが近道です。
顔全体のくすみ・色ムラを明るくしたい方
古い角質と余分な色素が押し出され、顔全体がワントーン明るく見えるのが、まず実感しやすい変化です。
薄いシミやニキビ跡の色素沈着が気になる方
ターンオーバーが促され、メラニンの排出が進むことで、薄いシミや炎症後の色素沈着が目立ちにくくなります。
毛穴の詰まりや開きが気になる方
皮脂の詰まりや角栓がゆるみ、毛穴が目立ちにくくなります。背中など広い範囲にも使えます。
繰り返すニキビを予防したい方
アクネ菌のエサになる余分な皮脂が減るため、ニキビの予防にもつながります。
レーザー・内服との使い分けと併用
実のところ、ケミカルピーリングは単体で完結させるよりも、ほかの治療と組み合わせることで、より着実に理想のお肌へ近づける場面が多くあります。
シミレーザー治療との併用
濃く目立つシミや境界がはっきりしたシミには、「フラル式シミレーザー」で直接アプローチするほうが近道です。濃いシミにはレーザー、薄いシミやくすみ、お肌全体のトーンアップにはピーリングと、お悩みに合わせて使い分けるのがおすすめです。
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内服薬との併用
レーザーには少し抵抗がある方や、お肌の土台をゆっくりと育てていきたい方には、内服薬との併用もひとつの選択肢です。ビタミンCやビタミンEの内服薬を併用することもあります。体の内側からもターンオーバーが促され、ピーリングとの美白の相乗効果が期待できます。
施術時間とダウンタイム
1回およそ30分です。施術中はピリピリとした軽い刺激を感じる方もいますが、強い痛みはほとんどありません。施術後の赤みやかさぶたといったダウンタイムは基本的になく、少し乾燥を感じる程度です。
なお、トレチノインやレチノール配合の化粧品、ニキビの塗り薬を使っている方は、来院までの1週間は使用を休んでください。イソトレチノインを内服している方は、来院までの2週間〜1か月は内服を中止してください。
やりすぎ注意!ケミカルピーリングは適切な頻度で
ケミカルピーリングは、適切な頻度を守れば安全な治療です。ただし、やりすぎると逆効果になります。頻度を上げすぎると、肌の修復が追いつかず、赤みやかぶれ、炎症、乾燥が起きやすくなります。
角質を取りすぎて肌が薄くなる「ビニール肌」も、一見なめらかに見えて、実際はトラブルの起きやすい弱った状態です。医師と相談しながら、肌の状態に合った間隔で受けてください。
ケミカルピーリングの施術は、何回くらいで効果を感じますか?
毛穴の詰まりは、1回の施術でも余分な皮脂や汚れが落ち、肌全体のトーンアップを実感する方が多くいます。一方、ニキビ・毛穴の開き・小じわ・シミなどの根本的な改善には、複数回の施術が必要です。
ニキビの場合、施術回数の目安は中等度で平均6回、重度で平均10回です。施術頻度は、腫れたニキビがある場合や体の黒ずみ・肌のゴワつきが強い場合は2週間に1回、白ニキビ・イチゴ鼻・ニキビ予防が目的の場合や肌のゴワつきがあまり強くない場合は3〜4週間に1回が目安です。通常は2週間に1回のペースで始め、効果を確認しながら徐々に間隔を広げます。最終的には、1か月〜1か月半に1回を目安にメンテナンスを行うのが一般的です。そのため、ニキビや毛穴の開きの改善をしっかり実感するまでには、1年ほどかかります。
ピーリングだけでシミは完全に消えますか?
ピーリングだけでシミが完全に消えることはありません。
薄いシミ・くすみ・ニキビ跡は改善しやすいですが、濃い・深いシミを完全に消すのは難しく、レーザーと併用することでより高い改善効果が期待できる場合があります。
肝斑があっても受けられますか?
肝斑がある部位へのケミカルピーリングは、症状が悪化するリスクが高いためフラルクリニックではおすすめしません。
肝斑は少しの摩擦や刺激でも色が濃くなるデリケートなシミです。ケミカルピーリングは薬剤で角質を剥がすため、その刺激が肝斑を悪化させる原因になります。当院では、肝斑には刺激を最小限に抑えたレーザートーニングや、トラネキサム酸の内服といった負担の少ない治療をご提案しています。ご自身のシミが肝斑かどうかの見極めは難しいため、まずは当院の無料相談で医師へお気軽にご相談ください。
レーザーとどちらがいいですか?
濃いシミには1・2回で除去を目指すレーザー、広範囲の薄い色ムラやくすみ、ニキビ跡にはピーリングが向いています。
20万人以上の診察経験に基づき、境界が明瞭な「老人性色素斑」にはメラニンを直接破壊するレーザーを推奨します。一方、顔全体のトーンアップやターンオーバーの正常化が必要な悩みにはピーリングが最適です。フラルクリニックでは、肌状態に合わせて25種類42台以上の機器から最適な施術を選択します。まずは無料相談で、肌診断機による詳細な分析を受けましょう。医師があなたに最適な治療法を提案します。
市販のセルフピーリングとの違いは?
いちばんの違いは、薬剤の濃度と医師による安全管理です。
市販品は2.5~7.5%の低濃度ですが、クリニックでは20~30%の高濃度を使用します。市販品は効果が穏やかですが、フラルクリニックでは医師が、肌状態に合わせて最適な濃度を選択します。セルフケアでの誤った使い方は「ビニール肌」や色素沈着を招く恐れがありますが、クリニックでは、医師が肌の状態を確認したうえで薬剤の濃度や頻度を調整します。そのため、セルフケアで起こりやすいトラブルを避けながら治療を進められます。
ケミカルピーリングはシミの種類を見極めて受けましょう
シミの種類に合わせた治療がおすすめです。
シミと一口に言っても、種類によって向く治療は変わります。ケミカルピーリングは、薄いシミ・くすみ・ニキビ跡・毛穴に向く治療です。濃く目立つシミにはレーザー、肝斑にはトーニングというように、種類に合わせて使い分けるのが、遠回りに見えて近道になります。自分のシミがどれか分からないときは、まずは診察でご相談ください。